こんにちは。水曜日です。
また一段と寒い朝でした。ついに冬物上下着用での出勤でした。先日までは
暑いと感じていた日差しが今日は心地良い温もりへと変化していました。
週間天気予報では明日だけ雨。気温も今日よりも下がるので冷たい雨になりそう。
レッスンで説明する際、難しいのは言葉の選び方。生徒さんが判りやすくて、
動きをイメージしやすいものでないといけません。
テニスをやってきた者にとっては当たり前な単語でも、初めてテニスに触れる方に
とっては「?」なことも多いです。
何でそんなことを思ったかと言えば、私の目の前のパソコンの奥のコルクボードに貼られた
紙が目に入ってからです。それはもう何年も前から貼られていて、もはや風景の一部と
化しています。
その紙にはフォアハンドストローク、バックハンドストローク、サービスなど6ショットの
基本の説明が書かれ、説明上のマニュアルとしてスタッフの目に入るよう貼られています。
例えばフォアハンドストロークなら、①グリップ・・・右手を面に当ててそのまま下におろして
握る。②テイクバック・・・右足を軸に肩がターンされる。③フットワーク・・・右足のかかとが浮き、
体重移動が行われる。④インパクト・・・左足のつま先辺りでボールを捉える。
⑤フォロースルー・・・左目の位置に手首が来るまでフォローを上げる。
って感じでバックハンドストローク、フォアハンドボレー、バックハンドボレー、
スマッシュ、サービスのショット毎に書いてあるんです。
読み返しながら、果たして全ての人がこの説明で理解できるだろうかと疑問に感じました。
説明で難しいのは動作を言葉で伝えなくてはいけないってとこ。「こうして」とか
「ああして」とか「こんな風に」みたいな言葉はNGだとコーチ業を始めた頃に
師匠に言われたことがあります。
大人でも「?」が出るような説明ですから、ジュニア、特に低学年になると
伝え方が更に難しくなります。
私がコーチを始めた頃、説明法を得るためのいろんなテニス教本を読んだのですが、
その中に印象的な説明を思い出しましたよ。
それはバックハンドストロークのシングルハンドの説明だったのですが「刀を抜くように」という
言い回しがあったんです。
まあ、言わんとすることは判りますよ。でも今の世の中、刀を抜いた経験がある方が
どれだけいます?刀を持ったどころか実物を見たことすら私はありません。
「刀を抜く」動作をイメージできたのは時代劇とかを見た情報が頭に残っていたから
かもしれません。
説明が判りやすいコーチって言葉の選び方や言い回しが上手いでしょうね。
忘年会とかの催しで伝言ゲームがあったらテニスコーチのグループは
強いんじゃないかな。
それでは、また。
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